『カイジ』って、こんな話だったのか!!
原作のマンガは読んだことがなく、映画版を観て「うーーーーん」となって。原作と映画はだいぶ違うよ!!と聞いて、「ふーーーーん」程度の反応しか示せないくらい、私の中で距離があったのですが。
経済ジャーナリストである木暮太一さんの『カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話』を読んで、やっと人気の秘密が分かった気がしました。
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『カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話』
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『賭博黙示録 カイジ』とは、福本伸行さんの代表作で、全13巻のマンガです。
自堕落な日々を過ごしていた伊藤開司(カイジ)が、自分が保証人になっていた借金を押しつけられ、ギャンブル船「エスポワール」に乗り込む……というお話です。
藤原竜也さんが「カイジ」を演じた映画版なら観たことがある、という方もいるかもしれませんね。わたしもそうでした。
わたしの数少ない「経営者」の知人から、絶大な支持を得ているマンガのひとつでもありました。
でも、映画版を観ただけのわたしには、とても不思議だったんですよね。
いったい、どこにそんな魅力が?(映画が好きな方、ごめんなさい……)
「カイジ」は特別なスキルを持っているわけでもなく、努力の天才というわけでもありません。むしろ逆。自分に甘く、のらりくらりとした暮らしを送っていただけ。
でも、命のやり取りをする現場に放り込まれて、どんどんと変わっていきます。
彼を変えたのは、覚悟。
勝つために世の中のルールを知れ。そして他人が決めたルールに振り回されるな。
そんな進化の魅力が、『カイジ「したたかにつかみとる」覚悟の話』でやっと分かりました。本は経済の話が中心ですが、自分の人生を生きるためのマインド形成にも役立つエキスが満載です。
こういう進化を遂げられれば、人生はエキサイティングになるのかも。でも、命のやり取りはイヤだな。
「会社員」を卒業したいま。読みたかったマンガを制覇しようと、ひとつずつ味わっているところです。
さぁ、読書タイムだ。かなり眠いけど🥱 pic.twitter.com/nOzdnpHT6d
— mame3@韓国映画ファン (@yymame33) January 6, 2022
次は『カイジ』にするかな。
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