朝、目を覚ましたら、枕元に、でぶりんことダンナ氏が立っていました。 両手を顔の横に広げて、小さくバンザイの姿勢。満面の笑みを浮かべて、カニ歩きしながら行ったり来たり……。 しばらくボ〜ッと眺めていましたが、ようやく何をしているのか気が付きました。 インベーダーゲームだ!!! 手を出して、「バン!バン!バン!」と撃てみたら、「フニャニャニャ〜」と倒れてくれました。 ま、こんな感じで平和な我が家です……。 でぶりんが突然インベーダーゲームごっこを始めたのは、テレビで見た「脳疲労」のニュースのせいだったのかも。 物忘れやうっかりミスは脳疲労のせい? 専門家が教える意外な回避策 2年前にでぶりんが早期リタイアして家にいるようになったとき、バーンアウトを心配していました。 結果的に、テニスに行ったり、大学のセミナーに行ったりして機嫌よく過ごしていて、杞憂に終わったのですけれど。 今度はわたしが会社員を辞めたので、不安になったのかな!? ここのところ仕事が立て込んでいて、無口だったからかも!? でぶりんはあまり口数が多い方ではないので、今回のように何かわたしを笑わせるものを探してくる。これがでぶりんのコミュニケーションの形です。 もう10年以上前のことになります。 仕事先でパワハラを受けて、精神的にボロボロになっていた時期がありました。このとき、でぶりんが「猪木」のマグネットをくれました。 首からタオルを下げ、「ファイヤー」のポーズをする猪木。 足元のマグネットをとると、グッタリしちゃう。 再びマグネットを付けると、「ファイヤー」とばかりにムクッと起き上がる! 「がんばる猪木ー!」 「グッタリ猪木ー!」 「がんばる猪木ー!」 と、何度もマグネットを付けたり外したりして遊んでいました。一日に、100回以上はやってましたね。いま思うと、壊れていたんでしょうかね……。 こんな話を思い出したのは、友人から「これって、パワハラといえるのかな」という相談を受けたからです。 厚生労働省のサイトによると、「職場のパワーハラスメント」の定義は、 ①優越的な関係を背景とした言動であって、 ②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、 ③労働者の就業環境が害されるものであり、 ①から③までの3つの要素を全て満たすもの だそう。 ハラスメントは、生きる力を奪います。自己肯定感の低い人なら、なおさ