ファン・ジョンミンとイ・ジョンジェという“大きいもの”対決が注目された、映画「ただ悪より救いたまえ」。 ふたりのアクションはもちろん大満足なんですけど、わたし的No.1はパク・ジョンミンでした。 「チェイサー」や「哀しき獣」などの脚本を手がけたホン・ウォンチャンの、監督2作目作品です。 ☆☆☆☆☆ 映画「ただ悪より救いたまえ」 オフィシャルサイト https://tadaaku.com/ ☆☆☆☆☆ <あらすじ> 元工作員で、凄腕の暗殺者インナムは引退前の最後の仕事として、日本のヤクザ・コレエダを殺害する。コレエダの義兄弟だった殺し屋レイは、復讐のためインナムを追い、関わった者たちを次々と手にかけていく。一方、インナムの元恋人は彼と別れた後にひそかに娘を産み、タイで暮らしていたが、誘拐された娘を救う過程で殺されてしまう。初めて娘の存在を知ったインナムは、彼女を救うためタイへ急行。そしてインナムを追うレイもまた、タイへとやって来て……。 娘が誘拐されて、追跡劇が始まる……というストーリーから、ウォンビンが主演した「アジョシ」を思い浮かべてしまいます。 DVD (画像リンクです) Amazonプライム配信 (画像リンクです) でも、「レオン」とはちょっと違う。どちらかというと、「ジョン・ウィック」の“大運動会”の方が近いかも。 これはナイフアクションの壮絶さがなせる技でしょう。 ファン・ジョンミンとイ・ジョンジェの共演は 「新しき世界」 以来、7年ぶり。この時は、素っ頓狂な衣装にファン・ジョンミンがドギマギしたそう。 今作ではイ・ジョンジェのファッションにもご注目。なんでこんな、一目見て「チンピラ感」のある服を選ぶんでしょうね、チンピラって。 (画像はKMDbより) 娘を助けるために、日本→韓国→タイへと駆け抜けるファン・ジョンミンを支援するのは、パク・ジョンミン演じる「ユイ」。性転換手術の費用欲しさに仕事を請け負い、引っ張り回されてしまいます。 (画像は映画.comより) パク・ジョンミンの出演は秘密にされていたそうで、ポスターやティザー映像にも出てきません。 それでも、映画の中のかわいくて、臆病で、情にもろい姿は、強烈に印象に残りました。 「ユイ」には、韓国に残してきた子どもがいます。会いたいけれど、「こんな格好」の父を見たら、なんと言うか分からない。 その葛藤がと