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校閲の仕事部屋

 


○ 校正・校閲のやり方

Part I



○ 辞典

『三省堂国語辞典のひみつ』


『助詞・助動詞の辞典』


『てにをは辞典』


『漢字の使い分けときあかし辞典』


『日本語使いさばき辞典』


『日本語の類義表現辞典』


『記者ハンドブック』


○ 便利なサイト

・少納言

言葉と言葉のつながり(コロケーション)の確認ができます。

使い方:評価が上がる or 評価が上げる→「評価が」で検索

ノイズが増えるため、Yahoo!知恵袋とYahoo!ブログのチェックをオフにして検索するのがおすすめ。


「少納言」は現在閉鎖中で、代わりに「現代日本語書き言葉均衡コーパス検索システム」が公開されています。

現代日本語書き言葉均衡コーパス検索システム
https://bonten.ninjal.ac.jp/bccwj/string_search


・weblio類語辞典

おんなじ言葉ばっかり続くなー、他の言い方ないかなーという時に。


・連想類語辞典

的確な言い回しを見つけたい時に。


・コトバンク

朝日新聞や辞書を一括検索できます。




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学生時代、選挙カーに乗っていました。 もちろん、なにかの「候補者」として立候補したわけではありません。「ウグイス嬢」のアルバイトをしていたんです。候補者による街頭演説は、午前8時から午後8時までと決まっているため、選挙事務所から離れた地域で演説をスタートする日は、朝の6時くらいに出発することもあり、なかなかのハードワークでした。 選挙の現場なんて、見るのも初めて。派遣される党によって、お弁当の“豪華さ”が違うんだなーとか、候補者の年齢によって休憩時間が違うんだなーとか、分かりやすい部分で差を感じていました。 それでも、情勢のニュースが出た翌日なんかは事務所の中がピリピリしていることもあり、真剣勝負の怖さを感じたものでした。 「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちれば“ただの人”だ」とは、大野伴睦の言葉だそうですが、誰だって“ただの人”にはなりたくないですもんね……。 そんな代議士を選ぶ第49回衆議院議員総選挙の投票日が、今週末10月31日に迫っています。   与党で過半数を獲得できるのかが注目されていますが、わたしが毎回気になっているのは投票率です。今回は、どれくらい“上がる”のかを、いつも期待して見ているのですが、なかなか爆上がりはしませんね……。 ちなみに、2017年10月に行われた第48回衆議院議員総選挙の投票率は、53.68%でした。 『コロナ時代の選挙漫遊記』の著者であり、フリーライターの畠山理仁さんは、選挙に行かないことに対して、こう語っています。 “選挙に行かないことは、決して格好いいことではない。” 全国15の選挙を取材したルポルタージュ『コロナ時代の選挙漫遊記』を読むと、なるほど、こんなエキサイティングな「大会」に積極的に参加しないのはもったいないことがよく分かります。 ☆☆☆☆☆ 『コロナ時代の選挙漫遊記』 (画像リンクです) ☆☆☆☆☆ 昨年行われた東京都知事選で、「スーパークレイジー君」という党があったのをご存じでしょうか? またオモシロ系が出てきたのかしら……と、スルーしてしまったのですけれど、本を読んで、とても真剣に勝負していたことを知りました。300万円もの供託金を払ってまで挑戦するんですもん。そりゃそうですよね。 この方の演説を、生で見てみたかった。もったいないことをしてしまった。 こんな風に後悔しないで済むように、畠...

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