今日から「#1000日チャレンジ」を始めることにしました。
「#1000日チャレンジ」とは、さとなおさんのアニサキス・アレルギーとの闘いを楽しい活動にしようという取り組みのこと。チャレンジの内容は参加者それぞれ。より詳しく知りたい方は、さとなおさんのこちらの記事を参考にしてください。
チャレンジの成就を願う気持ちと、せっかくだからわたしも何かやってみようと思い、こちらのふたつにチャレンジすることに。
キツイこと:本か映画を1000本紹介する
できそうなこと:毎日一万歩歩く
「負け続け」から「勝ち」にいく戦略へ。
— mame3@韓国映画ファン (@yymame33) July 14, 2019
さとなおさんの #1000日チャレンジ の成就を願って、わたしも始めます!
キツイこと:書評1000本書く
できそうなこと:毎日一万歩歩く
スタート日は2019年7月14日。
2022年4月8日まで。 https://t.co/U4typ28Wh8
というわけで、初日の書評は山田ズーニーさんの『あなたの話はなぜ「通じない」のか』です。
言いたいことがうまくまとめられない。話が回りくどくいと言われる。「結論から言え」と言われて混乱する。
そんな経験を持つ人は多いと思う。この本は、そんな悩みを持つ人はもちろん、周囲に話しが分かりにくい人がいると感じている人におすすめだ。
☆☆☆☆☆
『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
☆☆☆☆☆
わたしはいま、校閲の仕事をしながら社内研修を担当している。講師をすることもある。
まだ数年にしかならないが、身にしみて感じていることがある。
人は人の話を聞かない。
難易度や理解力もあるだろう。でも、それ以上に、講師とメンバーの間には薄い幕がかかっているような気がしていた。ちなみに、ほとんどの講義は社内の人間に講師を務めてもらっている。
マジメな話が続くと寝てしまう。そりゃそうだ。では、とエンタメ要素を増やしてみると、「楽しかった」という感想は増えるが、3日も経てば忘れてしまう。
この間、さまざまな本を読んだり、セミナーに参加したりして、「講師の話し方」に注目してきた。
そんな中で、山田ズーニーさんの『あなたの話はなぜ「通じない」のか』が一番分かりやすくまとまっていると感じた。
仕事をしながら気づいたコミュニケーションのゴールから話す筋道を組み立てていく方法が分かりやすく紹介されている。おまけにこれらすべてが山田さんの実体験から模索した結果なので、いまの状況に合わせて必要なところだけ読むのでもいいと思う。
本で紹介されている「共感を入り口にする」について、より詳しく知りたい方には『逆転交渉術――まずは「ノー」を引き出せ』がおすすめ。
誰だって、自分の機能面だけを切り取られると傷ついてしまう。値踏みされているように感じるからだ。そしてより良い機能を持つ人が現れたら(それはAIかもしれない)、という恐怖に取り憑かれることになる。
と、山田さんは語る。一番好きな言葉はこれ。
壁に苦しんだ時期は、何度この言葉に励まされただろう。研修成果の浸透のために、まずは社内の空気を変えるのが、今期の目標だ。
1000日チャレンジの初回にこの本を選んだ理由は他にもある。
ネットでコラムを連載し始めたころ、山田さんはコラムの長さにとても悩んでいたそうだ。
3年。
1000日チャレンジと同じくらいの長さだ。
この間、書き続けることができれば、筆力もちょっとは上がるかもしれないと自分に期待してみる。
1000日後の景色は、どんなだろうか。
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