今週からは「電車の中で読んではいけない」本をシリーズにしてご紹介したいと思います。
まずは、『タイムマシンで戻りたい』から。
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『タイムマシンで戻りたい』
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「日本うんこ学会」という、マジか!?という名前の団体があるそうです。電話を取る時、なんて名乗るんだろう? 銀行の窓口で名前を呼ばれる時はどうするんだろう? 思わず考えてしまいますね。
名前はアレですが、「大腸がん検診率向上」を目指すいたってマジメな団体で、現役のお医者さんが立ち上げた組織です。この団体がまとめた『タイムマシンで戻りたい』は、潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群など、お腹が急に“クルクル”してしまう病を抱える人たちに、
「あなただけじゃないよ」
と励ますための書なんです。
好きな女の子とドライブ中に“クルクル”。
小学校の帰り道。家まで100メートルのところで“クルクル”。
友達の家に遊びに行き、エレベーターに乗ったところで“クルクル”。
といった、お腹“クルクル”病の人たちのエピソードが紹介されています。笑っちゃいけないけど、申し訳ないんだけど。
抱腹絶倒!!!
電車の中や食事中に読んではいけない本です。わたしは飛行機の中で読み始め、ダンナに怒られるくらい笑ってしまいました。
というのも、ダンナもお腹“クルクル”病なんです。
わたしたちが旅行をする時に団体旅行やツアーを選ばない理由は、ただひとつ。ダンナのトイレタイムのためです。
以前、日本武道館まで車で送ってもらう途中、ランチを食べてしまったわたしたち。無口になったダンナは突然路肩に車を止め、言いました。
「タクシー代あげるから、ひとりで行って」
どこかも分からないところで置き去りにされ、猛スピードで走り去っていく車を見送ったこともありました。
過敏性腸症候群(IBS)という病は、ストレスが原因となって起こるのだそうです。なかなか相談もしにくいことから認知もされにくい。でも。
「あなただけじゃないよ」
そう励ますことで、病院を受診するきっかけにしてください、という本。お腹の悩みを抱えている人は、ぜひご一読を。読めば勇気づけられる……かも。
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