いまの寄宿舎って、こんなにコジャレているのか!!!
6月にNetflixで配信が始まったドラマ「ホント無理だから」は、大学の国際学生寮が舞台のシチュエーションコメディです。
世界中から集まった留学生が暮らす寮。文化の違いや恋愛など、お決まりの青春ネタを盛り込みつつ、自虐ネタも満載で、気軽に楽しめるドラマでした。
☆☆☆☆☆
ドラマ「ホント無理だから」
https://www.netflix.com/title/81194153
☆☆☆☆☆
テハン国際学生寮でチューターをしているパク・セワンは、トラブルを解消する代わりに寮生たちから料金を徴収していた。アメリカからやってきたジェイミーに携帯を壊され、弁償させようとするが……。
登場人物が多いので、まとめてみました。
とにかくお金がない苦学生のセワン役は、パク・セワン。
出生の秘密を抱える、謎のアメリカ人ジェイミー役は、シン・ヒョンスン。
オーストラリアからやって来たほら吹きのヨンジェは、アイドルグループGOT7のメインボーカル・ヨンジェが演じています。
韓国人の母とナイジェリア人の父を持つヒョンミンは、往復5時間の通学に耐えかねて、寮に潜り込んでしまうという学生。演じるハン・ヒョンミンは、モデルとタレントとして活躍中の人だそう。
ここまでは、韓国にルーツのある学生たち。
アメリカからやって来たカーソンは、口が悪く、大食いという迫力満点な学生です。
タイ人のミンニは、韓国ドラマ大好きという設定で、このドラマで演技に初挑戦しています。
スウェーデン人のハンスは、ゴリゴリの原理原則信者。おかげで巻き起こるドタバタが笑いを誘います。
トリニダード・ドバゴ人のテリスは、モテモテの男です。
シットコムなので、もちろん笑えるシーンがたくさん。でも、そのネタが。
北朝鮮がミサイル発射というニュースを見て、慌てる人、慌てない人がいて、もはや日常と化していることが分かったり。
セワンとジェイミーが怪しい……と感じたミンニは、すぐに病院に行くようにアドバイス。
なぜ?
不治の病か、生き別れの兄妹かもしれないから!!!
なんていう、韓流ドラマあるあるなパターンがあったり……。ほぼ「自虐」。
そんなお笑いパートもよかったけれど、N放世代の悲劇や、親の因果に苦しむ子ども側の本音など、社会的なテーマも取り上げられています。その辺りが、原題の「明日地球が滅びてしまえばいいのに」なのかもですね。
どの「学生」もホントに韓国語が上手くて、違和感はまったくなし。でも、「学習者」あるあるかもーと感じたのが、やたらと「ことわざ」が出てくるところ。習ったことを使ってみたくて、会話によく入れちゃうんですよね。よくみてるなーという脚本かも。
1本30分ほどと短いので、韓国語学習者にもおすすめのドラマです。
ドラマ情報「ホント無理だから」(2021年)
原題:明日地球が滅びてしまえばいいのに
監督:クォン・イクジュン、キム・ジョンシク
脚本:ソ・ウンジョン、ペク・ジヒョン
出演:パク・セワン、シン・ヒョンスン、ヨンジェ、ハン・ヒョンミン、カーソン・エレン、ミンニ、テリス・ブラウン、ヨアキム
コメント
コメントを投稿