来年のプロ野球は、かなりおもしろくなるのではないかと期待しています。
なんてったって、ショーマンの新庄さんが帰ってきたんだから!
監督就任会見で放った「ビッグボス」という呼び名。当然、流行語大賞に入っているんだと思ったら、ノミネート発表の日と重なっていたので対象外だったのだそう。
選手時代から、その言動で注目を集めていた「ビッグボス」。やっぱり「持ってる」人は、なんか違うのかも。
そんな「ビッグボス」の野球人生の記録集『新庄のやり方50―人生・仕事に役立つ「SHINJO流」哲学』を読んでみました。
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『新庄のやり方50―人生・仕事に役立つ「SHINJO流」哲学』
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「目立ってもいいが、嫌われてはいけない」
「初心にこだわり、形にして持ち続ける」
「本音で生きると真実が見える」
などなど、新庄選手のスタンスは、ビジネスの世界でもマネしたくなるようなものがたくさんありました。
新庄選手というと、目立ちたがりの野球バカというイメージもあったように思います。上下関係の厳しい体育会系のど真ん中を、信念を持って歩くには実力も必要。
やるときはやる。そして、どこまでもポジティブに慣習を打ち破っていく姿は、テレビで見る以上のものがありました。
以前、友人から聞いた話があります。
投手以外の選手で重視されるのは守備・バッティング・走塁の力で、イチロー選手はどれも一級レベル。だから大リーグでも活躍できたわけです。では、新庄選手はというと、守備が特級レベルに高い。そこを見込まれた、という話でした。
仕事においても、あれもこれもと、いろんなスキルが求められるけど、どれもA級にするのは大変なこと。どれかひとつでも飛び抜けていれば、そこに活路があるのかもしれません。
やさしくて、ポジティブで、野球に対して純粋な「ビッグボス」。
学ぶところの多い話が満載でした。
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