「トッケビ」って……、「河童」のイメージだったのか!!!
韓国生まれの鄭玄実さん(ちょん・ひょんしる)が、子どものころに聞いた民話を集めた著書『民話で知る韓国』に、そう記されていて衝撃でした。
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『民話で知る韓国』
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「トッケビ」は、韓国の昔話によく登場するもので、オバケと訳されていることもあります。とはいえ、日本の「幽霊」のようなおどろおどろしい存在というよりも、イタズラ好きの妖怪のような、小鬼のような感じ。
わたしにとって、「トッケビ」といえば、武将からトッケビとなり、1000年生きてきたコン・ユです。
(画像はAmazonより)
それが、鄭玄実さんにとっては「河童」のような存在に思えたとのこと。
衝撃的すぎるやろ……。
兄弟対決、隣人対決といった構図は日本の昔話と似ています。そしてこのフォーマットは現代のドラマにも生かされているのだとか。
韓国の昔話はお決まりの言葉から始まります。
「むかしむかし、虎がタバコを吸っていたころ……」
現実的にはあり得ないことだけど、それくらいむかしのこと、ということでしょうか。『民話で知る韓国』に掲載されているお話は、「イェンナレ イェンナレ……(むかしむかし……)」で始まっているので、地域によるのかもしれません。
韓国社会といえば儒教の影響が挙がることが多いですが、実は民話にはあまり感じられないことが多いのだそう。
理由としては、民話は儒教が定着するよりも前の、土着の昔話として語り継がれてきたものだからではないか、と語っておられます。
鄭玄実さんは現在、NPO法人ふくかんねっとの理事長を務め、キムチ教室や農業によって交流を図っておられます。いつか訪ねてみたい。
感動的な「トッケビ」を演じたコン・ユと、ペ・ドゥナ主演のSF「静かなる海」が今日からNetflixで配信されますね。制作はチョン・ウソン。
https://www.netflix.com/title/81098012
Kゾンビ・コンビが描く月と宇宙の物語。月で虎はタバコを吸っているかな?
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