「出勤者7割削減」は可能なのかが議論になっていますが、テレワークが進んだことで浮上した課題だってあります。
この1年以上、わたしが頭を悩ませているのは、チームワークの醸成。
新卒メンバーや転職したての方に、どうやって会社にとけ込んでもらうか。会社のカルチャーを知ってもらうか。逆に、どうやって本人の悩みを吸い上げるか。
スピーチコンサルタントの矢野香さんは、『オンラインでの「伝え方」 ココが違います!』で、オンラインとオフラインは共有するものが違うと指摘されています。
リアルで会えないということは、「感情」を共有する場がないということ。「手を取り合って喜ぶ」とか、「肩をたたいて励ます」なんていうコミュニケーションも成立しません。
来年の研修に向けて、できることを探していて行き当たったのが『15分でチームワークを高めるゲーム39』でした。
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『15分でチームワークを高めるゲーム39』
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著者のブライアン・コール・ミラーさんは、リーダー研修を行う会社の設立者なのだそう。本には、4つのカテゴリー、全39種類のゲームが収録されています。
カテゴリーはこちら。
・初対面のメンバーが親しくなるゲーム
・チームが盛り上がって活性化するゲーム
・チームに交渉力・創造力がつくゲーム
・変化に負けないチームをつくるゲーム
対面でないと難しいものもありますが、オンラインでも可能なゲームも載っています。
たとえば、「折り紙」ゲーム。目をつぶって、指示通りに紙を折っていくという単純なゲームなので、画面をオフにして実施し、最後に見せ合いっこする方法がとれると思います。
ゲームを通して、「分かっているはず」なんていう思い込みをあぶり出すことができそう。
これまでの新人研修では、「伝言ゲーム」などを取り入れていました。自分が思っているほど、相手には伝わらないことを体感してもらうのが目的です。
ゲーム形式でやると、地が出てくるので、意外と負けず嫌いなんだなといった人柄も見えてきます。
社会的に大きな変化が起きた時。
あれができない、これだからムリと、できない理由を考えるのは、あまり生産的ではありません。それよりも、工夫のしどころだと発想を変えるのが一番。
人事担当者や、チームリーダーにおすすめです!
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