やった方がいいよね、できた方がいいよね、と思いつつ、ずっと積み残している宿題があります。
それは、「ファイナンス」です。
だって数字ばっかり書いてるんだもん!と、算数苦手組は思ってしまうのですけれど。
ダイヤモンド編集部が実施した「社員には会計・ファイナンスの知識をどれくらい理解していてほしいですか?」というアンケートによると……。
一般の従業員に対しては、
「売上高と利益」の理解を求める:44%の企業
「財務3表」の理解を求める:29%の企業
だそうです。もちろん、役職が上がると、「ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)など財務3表上の数値を組み合わせた指標」なんていう項目の数値が上がります。
「ちゃんと知識つけてね」と考えている企業の方が多いんですね。そりゃそうか。
わたしは高校の時に日商簿記検定の2級をとりました(1級は工業簿記が入るため、受験できなかった)。ただ、この段階では、「勘定科目が分かる」くらい。「会計が分かる」こと、さらには「ファイナンスが分かる」といえるのは、別次元の話です。まずは決算書の読み方から、と思っても。
数字ばっかり書いてるんだもん!!!
会社の研修で使うため、いろいろ探していた中でおもしろかったのが、公認会計士である大手町のランダムウォーカーさんの『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』でした。
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『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』
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超シンプルにつくられたPLやBSの表を見ながら、クイズに答えていくと、あーら不思議。財務諸表の見方のポイントや、ビジネスの構造が理解できるような形式になっています。
(画像はAmazonより)
いまサラッと「PLやBS」なんて書きましたが、こういう初めて出会うであろうワードにもちゃんと解説がついています。
ちなみに、
PL(損益計算書):企業の経営成績を示すためのもの
BS(貸借対照表):財政状態を把握するためのもの
です。
わたしは社内研修の企画を担当しているため、どうやったら「ファイナンス」の講義がおもしろくなるんだろうと、ずーーーーっと考えていました。
数字が苦手な人にはハードルが高いし、難しい専門用語が出てくるので、気持ち的には絶壁を上るような感じのメンバーが多いのですよね。
なので、今年のテーマはとにかく「ハードルを下げる」に設定。この本のような講義ができないかなーと、いろいろ考え中です。それくらい、とても読みやすくて、なによりとっつきやすさがありました。
すでにいろいろ分かってるよ!という方でも、クイズを通してビジネスの基本を知ることができるので、おすすめです。
著者の大手町のランダムウォーカーさんは、Twitterで日々クイズを出題されています。気になる方は、フォローしておくといいかも。アプリができたそうですよ。
【重大発表!アプリができました!】
— 【#会計クイズ】大手町のランダムウォーカー (@OTE_WALK) July 2, 2021
決算書の読み方や、企業のビジネスが学べるアプリができました🎉
WEB上で遊べるので、ぜひ触ってみてください!
有志で集まって、毎週末にコツコツ作り上げました!
ぜひ感想など頂けると嬉しいです(^-^)
RTして頂けると泣いて喜びますhttps://t.co/BNH2WQYFCr
できるだけ入り口を低くして、学びを楽しくしたい。この本のおかげで、今年の目標に突破口が見えたのでした。
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