「お前は何者だ?」
「天下の大将軍になる男だ」
こんな答えを聞いて、「かっこいー!」と思うか、「アホか!?」と思うかで、その後の付き合いは変わってしまいそうですよね。
原泰久さんの人気マンガ『キングダム』の主人公・信の言葉を実際に聞いたとしたら、どれだけのオトナが信じるでしょう?
わたしは3年前にコーチングの資格をとり、いまもう一度勉強しなおしています。その過程で、「あぁ、そうだった」と思い出したのが、「相手をジャッジしない」ということでした。
ボロボロの服を着た小僧が「天下の大将軍になる」と語っても、まともに相手にしないのは、相手をジャッジしているからです。
『キングダム』は、コーチング視点で読んでも学びが多いとのことで、今日は、馬場啓介さんの『『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力』 を紹介します。
☆☆☆☆☆
『『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力』
☆☆☆☆☆
馬場啓介さんは、コーチングを提供し、コーチの育成にも取り組んでおられる方です。
馬場さんが『キングダム』の中で最高のコーチと呼ぶのは、王騎将軍の副将を務める「騰」です。理由は、自己認識力に長けているから。
マンガ×コミュニケーション論ということで、とても読みやすいのですが、わたし自身は『キングダム』を3巻くらいまで読んで休憩中だった……。「騰」が登場するところまでいっておらず、他に紹介されている登場人物も、まだ会ってない人が多かったんですよね。でも重要なシーンは、マンガそのものが掲載されています。なので、知らないシーンでもちゃんと話に付いていけました。
大将とNo.2のめっちゃ胸アツな台詞を、コーチング視点で距離感、信頼関係などから読み解くという、1冊で二度おいしい本です。
リーダー職やマネジメントをしている方には、特におすすめ。
ちなみに、うちの会社のライブラリーには、『キングダム』を全巻そろえております。営業とバックオフィス、男性と女性で分断されがちなので、共通言語を作ろうと考えたんですよね。
置いてみたら、女性メンバーの方が熱心に読んでいます。馬場さんの本を読んで、ますますマンガを読みたくなりました。今週はオフィスに行かなくちゃ!
コメント
コメントを投稿