天才の頭の中は、こうなっていたのか!!!
『ちびまる子ちゃん』の作者・さくらももこさんのエッセイは、これまた“電車で読んではいけない”系の本。
『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』が、三部作として知られています。今日はここから『さるのこしかけ』を紹介します。
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『さるのこしかけ』
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『ちびまる子ちゃん』や『コジコジ』で人気マンガ家となったさくらももこさん。2018年に亡くなられましたが、その後もさくらさんの残したものは広がり続けています。
アシスタントさんが新作マンガを描かれたり、オーディオブックが発売されたり。朗読はもちろん、まる子役のTARAKOさんです。
どのエッセイを読んでいても、まるちゃんの「ぐふふふ」という笑いが聞こえてきそうな、ポップさとイケズ感がありました。
『さるのこしかけ』の巻末には、周防正行監督との対談が収録されています。
ここで出た話によると……。
マンガ家になりたいけど、絵が上手くないから難しいかも
↓
じゃあエッセイストを目指そうか
↓
エッセイを書いてるのは俳優とか小説家とかマンガ家だな
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じゃあやっぱりマンガ家になっとこうか
という流れで、マンガ家になったのだとか。
(!!!!!!!!!!)
インド旅行や痔、骨折に離婚と、人生のすべてを「ネタ」にするためには、目の前に起きている事象と自分の心の間に「距離」が必要なわけで、さくらさんは「観察の天才」だったのですね。
自分のことも、周囲のことも、すべてを笑いに転換する力。見習いたい。
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