「あなたは成功したいわけね?」
映画「ハウス・オブ・グッチ」の中で、レディー・ガガ演じるパトリツィアに、占い師のピーナがそう質問するシーンがありました。
「成功?」
と返すパトリツィアは、その言葉に食いついていく。占い師の言うとおりに動いていたら、王国が崩壊しちゃったのですけど……。
「成功」という言葉は、なぜこうも人を引きつけるのでしょうか。
成功は技術であり、法則がある!と語るのは、“カリスマ体育教師”と呼ばれた原田隆史さんです。
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『成功の教科書 熱血!原田塾のすべて』
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原田隆史さんはもともと公立中学の先生で、7年間の陸上部指導で日本一13回、全国大会入賞53回を果たしたという、すごい実績をお持ちです。
大谷翔平選手が高校1年生だったときに描いたという「マンダラチャート」が話題になったことがありましたが、このシートを考案された方といった方が分かりやすいかも。
金メダリストや経営者、偉人の考え方や行動を分析し、成功の技術を解き明かし、20年間で3万人を指導する過程で磨いてきた内容を伝える本です。
こう説明すると、「よくある自己啓発本でしょ?」という感じがしちゃいますよね。その感想は間違ってはないけど、実際はもっと熱いものでした。
大きな夢を描き、それを具体的な「目標」にするために、ひたすら行動計画とチェック、そしてイメージを「書く」んです。
“夢の段階では画に描いた餅でもいいのですが、目標は食べられる餅でなければならないのです。”
たしかに!!!
“失敗を繰り返している人は、答えを知ると、やらなければならなくなるから、知らないふりをして逃げているだけなのです。あるいは、被害者意識で人のせいにしているかです。”
きびしー!!!
本質を突いた言葉があふれる一冊。「がんばる」なんて当たり前。その先を目指したい方におすすめです。
わたしは原田先生が仰ったという言葉の出典を探していて、本を手にすることになりました。
“何かを始めたとき、三日坊主を防ぐには「敗者復活OK」という思考をもつといいでしょう。
挫折してしまう人は、一度の失敗で「やっぱり自分は駄目だ」と考えます。だから、継続を諦めてしまう。
でも実は、一度も挫折せずに続けている人なんてほとんどいないんです。続けられる人は何が違うかといえば、「また始めればいいや」と、もう一度始めるんです。
そうして敗者復活を繰り返すうちに習慣になって、継続できるようになるのです。”
挫折してしまう人は、一度の失敗で「やっぱり自分は駄目だ」と考えます。だから、継続を諦めてしまう。
でも実は、一度も挫折せずに続けている人なんてほとんどいないんです。続けられる人は何が違うかといえば、「また始めればいいや」と、もう一度始めるんです。
そうして敗者復活を繰り返すうちに習慣になって、継続できるようになるのです。”
なんと、この本には見当たらなかった……。敗者復活がんばります。
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