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破滅を予感しつつ突き進む、王妃になりたかった女の信念 ドラマ「チャン・オクチョン」 #564


ソクラテス、モーツァルト、トルストイには、共通点があるといわれています。さて、なんでしょう……?

答えは、「悪妻」です。

でも、なにをもって「悪妻」と呼ぶのでしょうか。「悪妻は六十年の不作」という言葉もありますが、すべて男の側からみた言葉ではないのか!?

そんな気もしつつ、世の中の偉人と呼ばれる人は、「悪妻」に悩まされていたという説にはうなずける気もするのです。

だって、何事かを成した人は、それ以外のことに興味を示さないから。そして、自分の思いに忠実に進んでいくから。ないがしろにされる「妻」としては、文句のひとつやふたつ、言いたくなったのではないでしょうか。

500年以上続いた朝鮮王朝の中で、三大悪女のひとりに名前を挙げられているのが「張玉貞(チャン・オクチョン)」です。第19代国王・粛宗(スクチョン)の側室であったにも関わらず、王妃を追い出して後釜に座るというミラクルを生んだ女性。

これまで何度かドラマ化されていますが、キム・テヒが演じた「張禧嬪(チャン・オクチョンの呼び名)」は、ひたすら美しかった! セットも衣装も、まるでキム・テヒを美しく撮るために作ったかのようでした。

☆☆☆☆☆

ドラマ「チャン・オクチョン」
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<あらすじ>
韓服の仕立てで定評のあるオクチョン。しかし、母が賤民であることが知られ、依頼が途絶えてしまう。一方、王宮では世子嬪選びが始まっていた。世子イ・スンは偶然を装って世子嬪候補と会おうとするが、手違いで採寸に来た女性と出会い、一目で恋に落ちてしまう。彼女こそ、オクチョンだった……。


ハン・ヒョジュ主演のドラマ「トンイ」では、イ・ソヨン演じるチャン・オクチョンは、権力欲にかられ変貌する女性として描かれました。


トンイ:善 vs. チャン・オクチョン:悪

何度ドラマ化されてもこの構図は変わらなかったそう。また、ふたりの女性に恋する肅宗はというと、女にだらしない、腰抜けで威厳のない王だったんですよね。

こうした解釈を大胆に改変。破滅を予感しつつ、愛を信じて突き進む純愛物語として再構成しています。

肅宗を才気あふれるユ・アインが演じている時点で、これまでとはだいぶ違います。

(画像はAmazonより)


そして時代劇初挑戦のキム・テヒ演じるチャン・オクチョンの美しさ。これまで観た時代劇の中でも、一、二を争う華やかな王妃でした。

(画像はAmazonより)


昨日ご紹介した「尚衣院 サンイウォン」は、衣装だけで10億ウォンかかったそうですが、このドラマでも3億ウォンを超えたそう。主演クラスだけで300着というんですから、あらためてすごいなと思います。


華やかなファッションが好きな方に、おすすめのドラマです。韓服の新作お披露目シーンなんて、パリコレかと思うような映像ですよ。


ドラマ情報「チャン・オクチョン」SBS全24回(2013年)

演出:プ・ソンチョル

脚本:チェ・ジョンミ

出演:キム・テヒ、ユ・アイン、ホン・スヒョン

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