ただいまNetflixで配信中の「冷麺賛歌」が、ヤバいくらいにスイッチを押してきます。
今日のランチは冷麺の一択!!!
シズル感たっぷりの映像と、各地の冷麺、作り方の歴史などを紹介するドキュメンタリー。冷麺ってこんなに種類があったのね……。
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ドキュメンタリー「冷麺賛歌」
https://www.netflix.com/title/81473619
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案内人となるのは、ペク・ジョンウォンという料理研究家です。この方が、バクバク、ズルズル、グビグビと、たくさんの冷麺を食べまくるんです。
冷麺が好きという歌手のソン・シギョン、ドラマ「ホント無理だから」で偏屈な留学生を演じていたヨア・キムも出演しています。
韓国の冷麺は、日本で食べる冷やし中華や冷たい麺類とはちょっと性格が違っていて、基本的に冬に食べる食べ物だったんです。
なぜなら、めちゃくちゃ手がかかる重労働だから。
日本の蕎麦は包丁でカットしますよね。でも冷麺の麺は、ところてんみたいに生地を押し出して作るんです。お坊さんがふたりがかりで押し出しているシーンもありました。
農繁期を終えた冬は、時間があります。だから村人たちが集まって作業できた、ということだそう。
蕎麦を栽培していたのが北の方だったため、まずは北部で発達した料理だったようです。インタビューの中で「失郷民」といわれているのが、朝鮮戦争の時、南の方に逃げてきた避難民のこと。避難先で「故郷の味」として親しまれ、定着していったわけです。
麺は大きく分けると2種類です。
○ 平壌(ピョンヤン)冷麺:そば粉と緑豆粉が主原料で、太くて黒っぽい麺
○ 咸興(ハムフン)冷麺:そば粉とトウモロコシなどのデンプンが主原料で、細くて白っぽい麺
スープはさらに多彩。牛肉、魚などありますが、冷麺の発展を支えたのは「水キムチ」だった、という話でした。
わたしは平壌冷麺の麺の方が好きなのですが、これがゴムみたいにコシのある麺なんです。ドラマではよくお箸に巻き付けて食べているので、挑戦してみたけど、上手にできなかった……。
食いしん坊の胃袋直撃な刺激大のドキュメンタリーです。
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