「漢字を覚えるのが苦手だったので、小学生の時は写経をしていました」
今年の新人ちゃんから「ええ!?」という経験を聞いて、わたしもやってみました。何もない用紙に書くのは難しいので、ユーキャンのおうち時間シリーズの一冊『なぞりがき 般若心経』を手に入れてチャレンジ。
これが意外にもすごくよかったです。
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『なぞりがき 般若心経』
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般若心経の真髄は、白川密成さんの『坊さん、ぼーっとする。』でも紹介されていました。
とはいえ、一度読んだくらいで理解できるようなものでもないんですよね、当然だけど。
『なぞりがき 般若心経』には経典の解説が載っているので、意味を確認しながらトライすることができます。鈴木啓水さんのお手本も美しい。
(画像はAmazonより)
わたしは万年筆が好きなので、万年筆で書いたり、筆ペンで書いたり、その違いも味わいながらやっています。
書いている時、スーーーーッと集中モードに入ることがあるんです。意味を完全に理解する、というより、「いま、ここ」にいる自分を感じる。よく分からないけど、これが「無」であり、「空」である自分を体験する、ということなのかもしれません。
小学生から写経していたという新人ちゃん。「落ち着くんですよー」という言葉の意味が、やっと分かってきました。
専用用紙に写経して、本の監修をされた林慶仁さんのいらっしゃる大慈寺に郵送すると、納経していただけるそうですよ。
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