「考える→アイデアを出す→説明する→書いてみる」までいくと、自ずと感じるのが「センス」の有無です。こうして毎日noteを更新しながら、心から実感するのです。 わたし、ホントにセンスないわー。才能ないわー。 こんなにもわたしを悩ませる「センス」とは何なのか。 「くまモン」のアートディレクターである水野学さんは、著書『センスは知識からはじまる』の中で、「センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積すること」と語っています。 ☆☆☆☆☆ 『センスは知識からはじまる』 (画像リンクです) ☆☆☆☆☆ 本で語られている「センス」とは。 “「センスのよさ」とは、数値化できない、事象のよし悪しを判断し、最適化する能力” 「センス」が「能力」ということは、誰でも磨いて伸ばすことができるはずです。では、どうするか。水野さんは「普通」を知ることが大切としています。 「普通」を知るためには、「いいもの」と「悪いもの」の両方を知る必要がありますよね。その真ん中が分かることが第一段階。 普通を知り、その能力を向上させるためには、観察と几帳面さを維持することが大事とのことです。 効率よく知識を集め、センスをよくしたいなら、これ。 王道を知る ↓ いま流行しているものを知る ↓ 「共通項」や「一定のルール」を探る なぜこれだけ知識にこだわるのかというと、知識があれば、より自由に発想できるからです。 知識を「紙」、センスを「絵」にたとえ、知識があるということはそれだけ広い大きな「紙」を使える。だから自由な「絵」を描くことができるのだとしています。これはデザイン業界だけでなく、どんな仕事にも通じる考え方だと思います。 センスとは「知識の集積」だから。 本でこのくだりを読んでいて「あれ?」と思いました。ジェームス W.ヤングの『アイデアのつくり方』には、 アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである。組み合わせるための情報をたくさん集めよ。 とあった! はい、というわけで、「考える→アイデアを出す→説明する→書いてみる→センスを磨く」は、見事に円環の中にあることが分かりました。笑 「センスがないから分からない、できない」は、言い訳でしかない。分からないのは、センスを磨く努力をしていないから、と水野さんは言っています。キビシー。 でも、これが真実で現実です。 企画の仕事をしている、仕事力