ただいま(わたし的に)人気急上昇中の若手俳優、チョン・ヘイン。
ソン・イェジンとラブラブな演技をみせてくれたドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」でブレイク。韓国では「国民的年下彼氏」と呼ばれているそうです。
「ある春の夜に」や「ユ・ヨルの音楽アルバム」では、影はあるものの、純粋で誠実な青年役を演じていました。
ガラッと印象が変わったのは、Netflixで配信中の「D.P.」でしょうね……。激しいアクションもみせています。
なんといっても、清潔感のある笑顔が、たまらない。そんな彼の姿をひたすら愛でる(だけの)ドキュメンタリーが、「チョン・ヘインの I ♥ NEW YORK」です。
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ドキュメンタリー「チョン・ヘインの I NEW YORK」https://www.netflix.com/title/81280917
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チョン・ヘインは、これまでほとんどリアリティ番組に出演したことがなかったそうで、「 I ♥ NEW YORK」では、死ぬまでに一度は行きたかったというNEW YORK旅を、自らプロデュースしています。
どこに行くか。
どうやって行くか。
何を食べるか。
自分で決めて、自分でコメントする。
という旅番組です。これって当たり前のようだけど、意外と難しいもので、
わ~~ < うわ~~ < すごい~~
くらいしか語彙がないの。笑
特に食レポ部分は注目。チョン・ヘインの好きなものが、牡蠣とタバスコであることが、よく分かりました。ビールも好き。そして、めちゃくちゃよく食べる! ハンバーガーを一気に4個も食べ、公園の注目を浴びていました。
初日こそ、ひとりでタイムズ・スクエアに行ったりしているんですが、翌日からは友人の俳優が合流。男3人で共同生活をしながら、秋のNEW YORKを満喫しています。
友人のひとりが、イム・ヒョンス。
(画像はKBSより)
彼には、すごいミラクルなエピソードがありました。
兵役の間に、ドラマでチョン・ヘインを見て憧れ、俳優を目指したのだそう。海兵隊にいたので、当時はムッキムキの88キロもあったため、除隊後、モーレツにダイエット。そうして受けたオーディションで、憧れのチョン・ヘインとの共演が決まるという、すごい強運の持ち主です。
ドラマ「ある春の夜に」で、チョン・ヘインの親友を演じています。「 I ♥ NEW YORK」でも、大好きな先輩のために朝ごはんを作ったりして、めちゃくちゃかわいいですよ。
もう一人の友人は、ウン・ジョンゴン。アメリカに7年住んでいたとのことで、英語もペラペラ。彼が通っていたペース大学の演劇クラスに飛び入り参加させてもらうシーンは、ちょっと鳥肌ものでした。
撮影は2019年の秋です。
なので、街行く人が誰もマスクをしていないし、気軽に声をかけ、写真を撮り、握手をしているんですよね。
おそろいのTシャツを着て、歩き、食べ、韓国から持ってきたキムチで料理をする。ただ街を歩くだけでニマニマし、オバケ屋敷ではビビりまくり、男同士の会話に大笑いする。
こんなに素直な表情が見られるなんて。これが「当たり前」だった現実があったなんて。
マスク1枚が隔てる「壁」を、強く感じてしまうのです。いやー、あらためて、相手の表情が見えないいまの状況ってつらいですね……。
ラストでお互いへの感謝と、俳優という仕事への意気込みを語る3人を見ながら、よき友人がいることのありがたみも感じました。
特に、ジョンゴンが涙ながらに語るヘインへの感謝には、ウルッとしてしまった。
「15年も役者をがんばってきたけど、上手くいかないことの方が多かった。でも、ヘインはいつも、スターのように扱ってくれた。ありがたかった」
原題は「歩いてみよう」。
歩きのスピードだから見える街が、友情があります。
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