「ハングルってパズルみたいだよね」 韓国語を勉強していると言うと、よくそんな風に言われます。 ハングルは朝鮮第4代国王の世宗大王が「人工的に」つくった表音文字で、1443年に公布されました。官僚たちの反対を振り切って制作に邁進する様子は、情熱大陸風にドラマ化されています。 ハン・ソッキュ版世宗大王のドラマ「根の深い木」 ハングル創製をめぐるミステリー ドラマ「根の深い木」 #424 そして、ソン・ガンホ版世宗大王の映画「王の願い ハングルの始まり」 映画「王の願い ハングルの始まり」#723 音と文字を一致させているので、分かってしまえば意味が分からなくても「読む」ことができる。そこが表音文字のおもしろいところ。 ただ、ローマ字や漢字のように見慣れたものではないため、一から文字を覚えるのは簡単なことではないんですよね。 でも、たった24文字だから!!! そんな励ましを送りながら、会社でも有志を集めて「韓国語教室」を開催していました。 李泰文さんの『書いて覚えるハングル名言』は、韓国の著名人の言葉や文学作品、詩などから名言を集めた本です。なんと書き取り練習も付いているという、ありがたさ。 ☆☆☆☆☆ 『書いて覚えるハングル名言』 (画像リンクです) ☆☆☆☆☆ 日本の本屋さんで「詩」のコーナーはちょびっとしかありませんが、韓国の書店は違います。ドドーンとかなりのスペースを占めていて、日常的に詩の言葉を引用する人もいるくらいです。 編著者の李泰文さん自身、詩人としても活動しておられるそう。 滋味に満ちた言葉を味わいながら、パズルのような文字の組み合わせを楽しむ。なんと音声のダウンロードもできます。 もうすぐ長いお休みがやってきます。来年はひとつ、新しいことを始めてみませんか? 韓国語学習はいいぞー。ドラマを観まくる言い訳ができます!