4月から5月にかけて、「困った新人ちゃん」という記事が増える気がします。先日も、そんな記事を続けて目にしました。 日本初?リモート研修中にクビになった、法政大卒新入社員の末路 画面越しに「君はマナーが悪い」 コロナ禍が依然として続く日本社会。今年4月、多くの企業で新卒社員が入社したが、少なくない企業が新卒社員を出社させず、オンラインで研修を実施している。そんな不安な状況が依然続く中、すでに入社した会社で… 社内でアイスを食べた新入社員を注意 法務部に密告される事態に 男女4人の新入社員が研修室内で、小休憩で談笑しながらアイスを食べていた 新入社員研修の担当者は「アイスは少し違うんじゃないかな?」と注意 すると注意したことを法務部に「密告」されてしまい、ひと悶着あったという どちらもネタとしてはおもしろいけれど、「モーレツ社員」世代と「ゆるふわ新人」世代の固定観念をさらにすり込んでくるように思います。 そこで分断してどうする!? と思うのです。もちろん、「あるあるー」と感じることもありますが、こういう記事を読んだ後は必ず、 (うちの子たちは、いい子でよかった) と記憶を書き換えることにしています。たとえ、その直前に不愉快なことがあっても、稚拙な論理で口撃されても、研修中の大あくびを見ても、頬杖ついて人の話を聞いていても、必ず。でないと、(やっぱりこの世代は……)と色眼鏡で見てしまいそうだし。 モンスター・ブロガーふろむださんの『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』を読んで、認知の歪みの力を思い知ったからよけいにそうなりました。 ☆☆☆☆☆ 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』 https://amzn.to/2RPX4Lt ☆☆☆☆☆ 「実力を魔くよりも、はるかに人生を好転させる実用書」という触れ込みの本書。本来は認知の歪みを利用して、よりよい環境を手に入れる方法が説かれています。 思考の錯覚=認知バイアスを自覚した方がいい理由とは。 認知バイアスを自覚するメリット 1. 自分が騙されないため 2. 周囲の人を詐欺から守る 3. 自覚できないから 4. 実力を伸ばせないから 成功した人が、自分の方法論について語る本は多いですよね。でも、なぜその人は成功したのか。失敗してもあきらめなかったから、とか、優秀だった