韓国版「インディ・ジョーンズ」は、痛快・爽快だった!
イ・ジェフンやチョ・ウジンといった芸達者な俳優たちが、“盗掘”のスペシャリストを演じた映画「コレクターズ ソウルに眠る宝刀を盗み出せ」。
だまし合いとリベンジが、軽~いノリで展開されるので、気持ちよく笑える映画です。
☆☆☆☆☆
映画「コレクターズ ソウルに眠る宝刀を盗み出せ」
☆☆☆☆☆
天才盗掘師のカン・ドングは、ある盗みをきっかけに古美術家でエリートキュレーターのユン室長に目をつけられる。彼女のボスの命令により、ドングは「韓国のインディアナ・ジョーンズ」と自称する古墳壁画盗掘専門家のジョーンズ博士とタッグを組み、高句麗の古墳壁画を盗むことに成功。ユン室長の信頼を得たドングは、韓国のど真ん中・宣陵に眠る「李成桂の刀」を盗む危険な取引を提案するが……。
カン・ドングを演じるのは、イ・ジェフン。「金子文子と朴烈」や「シグナル」とはまた違う、知恵も、熱さもモリモリな青年です。
その相方となる古墳の壁画盗掘専門家を演じるのは、チョ・ウジン。なんと、自称「韓国のインディアナ・ジョーンズ」。当然、帽子もかぶってます。そしてこれが上手いオチに使われています。
(画像は映画.comより)
ドングの抱える過去は、わりと早い段階で明かされるので、あとはどうやってリベンジを果たすのかを楽しみに観ることができます。
お仲間もクセのある人ばかりなんですが、イム・ウォニが合流したところで、「キタキタキターーーッ!!」となりました。
画像の中、車の横を歩いているおっちゃんです。
(画像は映画.comより)
ドラマ「ムーブ・トゥ・ヘブン: 私は遺品整理士です」では、義理堅く、懐の深い弁護士を演じていましたが、「神と共に」シリーズや「補佐官」シリーズでみせた、コミカルな演技も大好き。
(いつ、泣き真似をしてくれるんだろう……)
と期待して待っていたら、期待通りの展開が待っていました。
悪を持って悪を制す部分はありつつ、最後は「みんないい人」で終わるところも、韓国映画らしさが漂っています。
韓国版・ジョーンズ博士の機知とキュートさが、最高に楽しめる映画。日本ではブルーレイが発売されているくらいで、シネマートの「のむコレ」で上映されていました。
そのうち配信に出てくると思うので、要チェックです!
映画「コレクターズ ソウルに眠る宝刀を盗み出せ」114分(2020年)
監督:パク・ジョンベ
出演:イ・ジェフン、チョ・ウジン、シン・ヘソン、イム・ウォニ
コメント
コメントを投稿