「自分には才能がない」という言葉こそ、自分の才能を枯らせてしまう。 「ビリギャル」を指導した坪田信貴さんの『才能の正体』を読んで、「才能」についての考え方を改めることになりました。 ☆☆☆☆☆ 『才能の正体』 https://amzn.to/3bXkl4Z ☆☆☆☆☆ よくいわれる「地アタマがいい」という言葉も、IQテストも、目を曇らせるもと。目的に向かう動機づけと正しい努力があれば、誰でも才能を花開かせることができる、と坪田さんはいいます。これはつまり、「才能」は言い訳にならないという厳しい指摘でもあります。 わたしは社内研修を担当しているので、「なにが、なんで分からないんだろう」を探るのが仕事です。以前はよく、「分からないのに、なんで努力しないんだろう」と考えていました。 ですが、この本を読んで、 まず現状と目標とのギャップを把握 ↓ 目標への行動を自分で決める というステップを踏んでもらうように改めました。そして、わたし自身が「相手は才能のカタマリである」と心から信じられるようになったんです。 この変化は、自分をとてもラクにしてくれました。 「ビリギャル」本の裏側について書かれた部分もありますが、こちらもやっぱり「動機づけ」が大きかったそうです。 「自分には才能がない」という言葉が言い訳でしかない点は、「くまモン」のアートディレクターである水野学さんの著書『センスは知識からはじまる』とも通じそう。 わたしを悩ませる“センス”の正体 『センスは知識からはじまる』 #183 自分に何ができるか分からないという方はもちろん、チームを引っ張る立場の方にもおすすめです。